訪問時期:仙台に仕事でよく行っていた時期に、何度か
仙台に仕事でよく行っていた時期があった。
せっかく近くまで来ているのだからと、時間を見つけては松島まで足を延ばすようになった。
一度きりではなく、何度も通った場所なので、季節によって表情がまったく違うことも知ることができた。
仙台出張のたびに足を延ばした松島
松島は日本三景のひとつとして知られる、島々が浮かぶ湾の景観で有名な場所だ。
仙台から近いこともあって、出張のスケジュールに少し余裕がある日は、迷わず松島に向かうことが多かった。
何度訪れても、湾に浮かぶ約260余りの島々の景色に見飽きることはなかった。
部屋の露天風呂と地元の海の幸を堪能した宿
松島では、部屋に露天風呂が付いた宿に泊まったこともあれば、露天ではないけれど部屋風呂が付いたホテルに泊まったこともある。
どちらも共通していたのは、牡蠣や地元の魚介類を存分に楽しめたこと。
松島ならではの海の幸を、部屋でゆっくり味わえる贅沢な時間は、出張の疲れを忘れさせてくれた。
観光船で巡る松島湾の島々

松島に来たら、やはり観光船は外せない。
乗り場には何隻もの船が並んでいて、湾に浮かぶ島々をぐるりと巡るコースを楽しんだ。
曇りがちな日でも、松の木が生い茂る島々のシルエットは十分に絵になる景色だった。
[写真6:青空の下、松の木に覆われた岩の島々が横に連なる一枚]
船から眺める島々は、陸から見るのとはまた違った迫力がある。
切り立った岩肌に松の木がしがみつくように生えている様子は、何度見ても飽きなかった。
松島という名前の通り、松と島がつくる景観がこの場所の一番の魅力なのだと実感した。
最近では、「海から・陸から・空から」と多面的に楽しむ観光スタイルが提案されているそうで、遊覧船は松島らしさを実感しやすい定番の楽しみ方として人気が続いている。
松島湾を巡る観光船は複数の会社が運航しているそうで、「松島島巡り観光船」の仁王丸コース(約50分)や、「丸文松島汽船」の政宗コース(約50分)などがあるという。
自分が乗ったのがどちらだったか正確には覚えていないが、湾内を1周するのに40〜50分ほどかかる印象だった。
朱色の福浦橋を歩いて渡る

湾にかかる朱色の橋も、松島を象徴する風景のひとつ。
鮮やかな赤が、青い海と空によく映える。
実際に橋を歩いてみると、両側に海が広がり、遠くに浮かぶ島々を眺めながら渡ることができる。
散策がてら何度もこの橋を渡ったが、そのたびに違う表情を見せてくれた。
この橋は「福浦橋」といい、松島海岸と福浦島を結ぶ全長252mの朱塗りの歩道橋だそうだ。
「出会い橋」とも呼ばれ、良縁のパワースポットとしても知られているという。
福浦島の中には弁天堂や見晴台もあり、島を一周する散策も楽しめるらしい。
今度行くときは、橋を渡った先までじっくり歩いてみたいと思う。
何度見ても飽きなかった夕焼け
松島で特に印象に残っているのは夕焼けの景色だ。
太陽が沈んでいくにつれて、島々や橋が黒いシルエットに変わっていく様子は、何度見ても新鮮だった。
松島は朝日・夕日・名月など時間帯によって表情が変わることで知られているが、出張のスケジュール上、夕焼けを見る機会が一番多かった。
この日は空が淡いピンクとオレンジに染まって、橋の朱色と絶妙に重なっていた。
宿の部屋から偶然見えた景色だったが、思わず見入ってしまうほど綺麗だった。

別の日に見た夕焼けは、また違う色合いだった。
空が燃えるようなオレンジに染まり、島々のシルエットがくっきりと浮かび上がる。
同じ場所でも、行くたびに違う夕焼けに出会えるのが、何度も通いたくなる理由のひとつだったのだと思う。
近年の松島紹介では、「夕暮れ・日の出・名月」など時間帯で変わる景観が特に注目されているらしく、観光案内でも夕景の魅力が強調されているそうだ。
宿泊者向けには、朝陽や初日の出の景観も人気とのことで、次回はぜひ朝の松島も体験してみたい。
松島四大観、いつかは巡ってみたい展望スポット
実は松島には「松島四大観」という、4つの有名な展望スポットがある。
出張ついでの短時間滞在が多かったため、まだ訪れたことはないのだが、次に松島へ行く機会があればぜひ訪れてみたいと思っている。
それぞれに異なる見え方があり、大高森は「壮観」、富山は「麗観」、扇谷は「幽観」、多聞山は「偉観」と名付けられているそうだ。
特に大高森は夕日スポットとしても有名とのことで、東松島市宮戸島にある大高森は松島湾の東側に位置し、西へ沈む夕日を見やすいと紹介されている。
夕焼け好きとしては外せない場所だと感じている。
次回はレンタカーなどを借りて、時間に余裕を持って四大観を巡ってみたい。
西行戻しの松公園からの眺めも見てみたい
四大観以外にも、西行戻しの松公園が松島町側でアクセスしやすい絶景スポットとして紹介されていることを最近知った。
ここも夕景や俯瞰の構図に向いているとのことで、松島を象徴する景色として案内されているらしい。
四大観と合わせて、次回はぜひ訪れてみたいと思っている。
仙台出張のたびに短時間で立ち寄るだけではなく、じっくりと時間をかけて松島を味わってみたい。
松島歴史民俗資料館で知る歴史
散策の合間には、松島歴史民俗資料館にも足を運んでみた。
人形と音声を使った展示での説明があり、見ているだけでなく耳からも学べる構成でとても楽しめた。
松島の歴史や民俗に関する資料が展示されていて、ただ景色を眺めるだけでは分からなかった部分に触れられたのは良い経験だった。
紅葉ライトアップの夜、人の多さに驚いた
秋に訪れたときは、紅葉のライトアップが行われていた。
暗闇の中に浮かび上がる赤や黄色の葉は、昼間の紅葉とはまったく違う幻想的な雰囲気があった。
ただ、本当に人が多かった。
写真を撮るのにも一苦労するくらいの賑わいで、松島の紅葉ライトアップの人気の高さを実感した瞬間だった。
まとめ
仙台への出張がきっかけで、何度も通うことになった松島。
観光船からの島巡り、朱色の福浦橋、部屋風呂で味わった牡蠣や海の幸、松島歴史民俗資料館での学び、そして紅葉ライトアップと、訪れるたびに違う顔を見せてくれる場所だった。
特に夕焼けは、何度見ても飽きることがなかった。
日によって全く違う色を見せてくれるので、また機会があれば、今度は違う季節の松島を見に行きたいと思っている。
次回は松島四大観や西行戻しの松公園も巡ってみたい。